任意売却と競売の違いとは?専門会社がご紹介します!
2021.03.04
任意売却をご検討されている方は、競売との違いをご存じでしょうか。
どちらも不動産を売却することですが、その内容は全く異なります。
しかし、その違いをご存じでない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのため、本記事では任意売却と競売の違いについてご紹介します。
□任意売却と競売の違いとは?
まずは、それぞれを簡単にご紹介します。
まず、競売とは債権者が貸し出したお金を回収するため、債務者が所有する不動産を処分することです。
具体的な手続きの流れは、債権者が裁判所に申立を行なって、対象不動産の評価が決定した後に入札に参加した買受申出人の中から最高額を出した人へその不動産の権利を移転させるという流れです。
次に、任意売却とは売買当事者と債権者の間で条件が決定され、その条件に基づいて不動産取引を行う方法です。
売主と買主の意思のもとで売買契約を締結するという点では、一般的な不動産売却と同じです。
具体的な違いとしては、2つのことが挙げられます。
1つ目は、競売は裁判所を通じて行われますが、任意売却は基本的に裁判所を通しては行われないことです。
2つ目は、競売は当事者の意思が反映されず売却が行われますが、任意売却では当事者による合意によって売却がなされることです。
□それぞれのメリットと注意点をご紹介!
ここからは、それぞれのメリットとデメリットについてご紹介します。
*競売
メリットとしては、債務者に負担がかからないことが挙げられます。
競売では基本的に、債務者は何もしなくても裁判所と債権者が売却の手続きを進めてくれます。
また注意点としては、売却価格が低くなることが挙げられます。
競売の場合、任意売却よりも売却価格が低くなることが多く、残債が多く残ってしまうことがあるため注意が必要です。
*任意売却
メリットとしては、高値で売れやすいことが挙げられます。
競売よりも高値で売却できることが多いため、その後の残債の返済がスムーズに行えます。
また、注意点としては、手続きの手順が多いことが挙げられます。
任意売却を行うためには、債権者や連帯保証人の同意が必要であることや、抵当権を抹消する手続きなどを行う必要があるため、競売と比較して手続きの手順が多いです。
□まとめ
本記事では、競売と任意売却の違いと、それぞれのメリットと注意点についてご紹介しました。
任意売却は手続きの手順が多いですが、専門会社に依頼できます。
当社は兵庫県や大阪府などで任意売却を承っておりますので、任意売却をご検討されている方はお気軽にご相談ください。